・報告  <映像字幕翻訳体験講座> (2015年度)の報告

2015年8月~10月にかけて、「映像字幕翻訳体験講座」を開催いたしました。

これまで数々の韓国映画やテレビドラマ、バラエティ番組の字幕翻訳を手がけ、現在、韓国語映像翻訳会社、西ヶ原字幕社の代表である林原圭吾氏を講師にお招きし、ご自身のプロとしての多岐にわたる翻訳体験をもとに、実際の翻訳演習を交えながら講義をしていただきました。

講義では、同社社内研修用のメソッドと教材が用いられ、字幕の限られた文字数の中に、どう効果的に日本語表現を入れるのか。それを、受講者が実際にテレビ画面で課題作品を見ながら翻訳に挑戦するほか、聴解力とそれを超えた映像理解力、さらには言葉の背後に広がる「社会共通知」の必要性を、さまざまな具体例をもとに学びました。原語を訳語に「再構成」していく作業は、映像字幕翻訳のみならず、書物などの翻訳にも通じるものがあり、翻訳の奥深い世界を垣間見るとても興味深いものでした。

今回の講座には、第一回と第2回を通して、韓日翻訳及び映像字幕翻訳に関心を寄せる20名ほどの熱心な方々が参加されました。受講者からは、「映像翻訳を見る目を与えていただき、韓国語学習やドラマの楽しみ方が広がった」「現場で活躍されている方が実例をもとに話してくださり、映像字幕翻訳のエッセンスを知ることができた」「映像翻訳の理論と実際が学べた」「韓国語の勉強だけでは足りず、翻訳というものにはこれまで培ってきた知識や経験が、大きく物を言うのだと改めて知らされたなどの感想が聞かれ、ほかではなかなか味わうことのできない異色の講座を楽しんでいただけたようです。

また、「字幕翻訳という厳しい世界で生きながらも、ご自分の好きな仕事を楽しそうに話される姿がとても印象的だった」とのご感想や、講師と同郷の方が、受講のため、はるばる鳥取県からおいでになるなど、林原さんのお人柄が伺える場面も見られ、より楽しい講座になりました。

 

 

*2015年度「映像字幕翻訳体験講座」     DSC03991

第一回: 8月30日、9月6日

第二回: 10月20日、10月27日

於: 雑司が谷地域文化創造館

南大塚地域文化創造館

 

 

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